応永13年(1406)創建で、当地の領主となった岩松義政公が伊勢神宮内宮の御分霊を勧請し、伊勢国四日市から四日市日光太夫を神官として招いたとされます。祭神は天照大御神(あまてらすおおみかみ)です。以前は南屋形にありましたが、天正11年(1583)相馬利胤公により南柚木に遷座しました。
江戸時代、歴代の奥州中村藩主から信仰され、三代藩主忠胤公八代藩主恕胤は和歌を奉納しています。また、この地方に神楽を伝えた神社としても知られます。
日光太夫の子孫で現在も神職である鈴木家には、室町時代の康正元年(1455)に書かれた、四日市日光太夫の由来を示す市指定有形文化財「四日市文書」があります。
住所:南相馬市鹿島区南柚木字宮前16