東日本大震災の津波から奇跡的に残ったマルバシャリンバイで、南方約300m、幅約35mの地域に自生しており、東北地方の海岸に自生するのは極めて珍しく、北限地として学術的価値が高いことから県指定天然記念物に指定されています。
バラ科シャリンバイ属の常緑低木で、シャリンバイの変種である。葉は、シャリンバイよりも厚く広楕円形で、枝先に葉が集中する傾向があり、単葉で車輪上に互生する。高さは1m内外で、5月頃枝先に白または淡紅色のウメに似た5弁花を付け、10月頃に1㎝程の丸い黒紫色の山ブドウに似た実を沢山つける。
場所 南海老字蛭沼地内