久保山地蔵院 安養寺

大同2年(807)坂上田村麻呂創建。本尊を不動明王とする真言宗豊山派の寺院です。この地には以前補陀落山普門寺がありましたが、明治5年(1872)中村城下(現在の相馬市中村)にあった相馬領三ヶ寺の一つ安養寺と合寺され、安養寺と称するようになりました。本堂には不動明王のほか、薬師三尊・阿弥陀三尊が安置されています。
境内にある小池観音堂は、本尊を馬頭観世音とし、堂内に安置されている十一面観音像の胎内にあるとされています。祭日は八月朔日とし、古くは7日まで市が立っていました。明治以降も近隣地の馬産地など馬に関わる人々の信仰対象となり、以前は祭日に馬を連れて参詣したといいます。観音堂前の境内には市指定有形文化財「安養寺の十三仏」とする石仏が並んでいます。

 

本尊を不動明王とする真言宗豊山派の寺院です。

南相馬市鹿島区小池字ミタラセ74

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